子供用歯ブラシについて|小田急相模原の歯医者「松が枝町歯科クリニック」の医院ブログ

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子供用歯ブラシについて

 

 

■子供用歯ブラシについて

子供用歯ブラシは大人用と比べてヘッドが小さく、グリップが握りやすく設計され、毛の硬さも様々です。そこで大切なことは、年齢に応じた歯ブラシを使うことです。

 

・歯の萌えはじめ~2歳ごろ

赤ちゃんの可愛らしい歯が生え始めるころは、およそ生後6か月ごろです。小さな歯が生え始めると離乳食が開始され、それと同時にお口の中のケアも始まります。この時期はまだ虫歯リスクは低いですが、お口の中の汚れをガーゼで優しくふき取ってあげ、歯磨きに興味を持ち、慣れさせるためにも歯ブラシを持たせてあげることからはじめてみましょう。

お口の中に入れてもオエっとならないよう、安全性を重視した輪っか型の歯ブラシがおすすめです。赤ちゃんの手に持ちやすく設計してあるため、初めての歯ブラシとしておすすめです。

1歳を過ぎた頃から輪っか型ではなく、乳歯用歯ブラシを使うようにして下さい。ただし小さなお子さんはすぐ歯ブラシを噛んでボロボロにしてしまうため、早めに交換して下さい。

 

・3歳~5歳ごろ

乳歯がたくさん生え、食事以外に甘いものなども口にする時期です。そのため赤ちゃん時代と比べて虫歯リスクが高くなります。また少しずつ自分で歯磨きを行う習慣をつけなければならないため、この時期に適した歯ブラシを選ぶようにします。グリップは太目で持ちやすいものが良いでしょう。

この時期はとても活発で、歯ブラシを口に入れたまま走り回ることもしばしばあり、大変危険です。お子さんが自分で歯磨きをするときは、保護者の方は目を離さないように注意してください。

 

・6歳~12歳ごろ

個人差はありますが、6歳ごろになると第一大臼歯、いわゆる「6歳臼歯」と呼ばれる永久歯が生えてきます。この第一大臼歯は非常に大切な歯で、虫歯になると将来とても大変な思いをしてしまいます。自分で磨く時期になっていますので、第一大臼歯を中心に、歯磨きを頑張る時期でもあります。また磨き残しによる歯肉炎も多発しやすい時期です。

小学校低学年くらいはヘッドが大きめ、高学年になるにつれコンパクトヘッドのものが磨きやすいでしょう。

・仕上げ磨き用歯ブラシ

小さなお子さんの歯の健康に仕上げ磨きは欠かせません。仕上げ磨き用の歯ブラシを使って、丁寧に磨いてあげるようにして下さい。特に歯と歯の境目は汚れが残りやすく、歯肉炎を引き起こす原因となるため丁寧に磨いてあげましょう。

 

■歯磨きしやすい歯ブラシを選んであげましょう

子供用歯ブラシについてお話をしました。子供用歯ブラシは機能と安全面を考慮して設計されています。そして年齢に応じた歯ブラシを使うことでしっかりと汚れを落とすことが期待できます。自分で磨く習慣をつけてあげながら、お子さんのお口の中の状態に適した歯ブラシを選ぶようにして下さい。