シーラントとは
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■シーラントをしたほうがよいのはなぜ?
前歯と違い、小臼歯や大臼歯といった咬合面には細かい溝があります。そしてその溝は複雑で、なお且つ溝が深いことが特徴です、特に大臼歯は歯ブラシが届きにくいため食べかすが残りやすく、虫歯のリスクが高い歯です。
また生えたばかりの永久歯はまだまだ未熟でエナメル質が弱く、酸にとても弱いため、虫歯になりやすいのです。第一大臼歯はその中でも特に虫歯になりやすいため、虫歯リスクを抑えるために効果的な処置が「シーラント」なのです。
シーラントは歯科用の樹脂を使ってで臼歯部の溝を埋めて溝を浅くし、虫歯を予防することを目的とした治療法です。
■シーラントの注意点
虫歯予防として効果のあるシーラントですが、どこの部位でも適応するわけではありません。シーラントは歯の溝を埋めるため、6歳臼歯や第二大臼歯という13歳臼歯といった臼歯部のみ適用されます。そのため歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目などは丁寧なブラッシングやデンタルフロスを使って汚れを落とし、虫歯予防行う必要があります。
また6歳臼歯などに既に虫歯ができてしまっている場合、シーラントはできません。虫歯になってしまっている場合は虫歯治療を行う必要があります。
なおシーラントは保険適用治療ですが。年齢や処置を行う歯によって保険外になることがあります。担当医に確認してください。
■毎日のブラッシングを頑張り、定期検診も欠かさず受診することが大切
シーラントは虫歯予防のための施術です。したがってフッ素塗布などと同じように、予防処置であるため虫歯になるリスクはグンと低くなります。
しかしシーラントを行っても、他の歯が虫歯になってしまっては大変です。歯の健康を守るためにも、定期検診が非常に重要です。
またシーラントが取れていないか確認することも、定期検診の目的のひとつです。毎日のブラッシングを丁寧に行うこと、そしてお子さんであっても定期検診は必ず受診することが、お口の中の健康を守る秘訣です。