自分に合った歯ブラシを選ぶ必要性
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皆様は、ご自分に合った歯ブラシを選んでいますか？歯ブラシなんてどれも同じとおもわれるかもしれませんが、自分に合った歯ブラシを選ぶことで、よりお口の中の環境を整えることができるのです。
■なぜ自分に合った歯ブラシを選ぶことが大切なのか
歯ブラシなんてどれで磨いても一緒でしょ？と思うかもしれません。しかし自分に合った歯ブラシで磨くことは、細かい部分の歯の汚れやプラークをきっちりと落とし、虫歯や歯周病などのトラブルから歯を守る上でとても大切なことです。
特に歯周病は磨き残しにより口腔内が不衛生になることで歯周病菌が増殖して歯ぐきに炎症が起こり、最悪の場合、歯を失ってしまいます。歯周病で歯を失わないためにも、自分に合った歯ブラシを選ぶことが非常に重要なのです。
■歯ブラシの特徴について
歯ブラシ選びはヘッドの大きさ、グリップの持ちやすさに加え、毛の硬さも重要なポイントです。
・毛の硬さについて
歯ブラシの毛は「ふつう」「やわらかめ」「かため」があり、毛が硬いほど汚れやプラークを落とす力が強くなります。
「やわらかめ」は歯ぐきが弱い方に適しています。しかし汚れやプラークを落とす力が弱いため、丁寧に磨く必要があります。
「かため」は先ほども述べたように、プラークを落とす力が最も強いと言えます。しかし磨き方を誤ると、歯の表面や歯ぐきが擦り減りやすくなり、その分トラブルの原因にもなってしまいます。
・ヘッドについて
歯ブラシのヘッドにはコンパクトサイズのものや大きめのものなど、色々な大きさがあります。あまりヘッドが大きすぎると磨き残しが出てしまう可能性があります。細かい部分まできちんと磨くためには、ヘッドが小さいものを選ぶほうが良いかもしれません。
■年代に応じて歯ブラシを選ぶ
歯ブラシには年齢や年代に応じて色々なサイズのものが販売されています。それぞれの特徴をご紹介しますので、歯ブラシ選びの参考にしてください。
・乳幼児～学童期
乳歯が生えたばかりの小さなお子さまには、乳歯用の小さな歯ブラシを選びましょう。
お子様が自分で歯ブラシを持って磨けるようになってもヘッドが小さく、持ちやすいものを選んであげましょう。お子様ご自身が汚れを落とすことは難しいため、保護者の仕上げ磨きは必ず行ってください。
・中学生～成人
中学生の頃になると、永久歯が生え揃って骨格も成長するため、大人用歯ブラシを使ってしっかりと磨くようになります。しかし歯磨きが疎かになると、歯と歯ぐきの境目に汚れが残り、思春期特有の歯肉炎を引き起こす可能性が高くなります。
小さめのヘッドで隅々まで磨きやすい歯ブラシを使うように指導するとよいでしょう。
・高齢者
高齢になると、握る力が弱くなってくるため、しっかりと持つためにもグリップは太めのものを選ぶとよいでしょう。ヘッドはそれまでと比べてやや大きめの方が磨きやすいかもしれません。
■歯ブラシに清掃アイテムをプラスして
歯ブラシの選び方についてお話をしました。歯ブラシにはヘッドの大小や毛先の柔らかさ、グリップの持ちやすさなどが考慮され、各メーカーから色々な種類が販売されています。
また歯ブラシに加え、1日に一度はデンタルフロスや歯間ブラシなどを使い、汚れを完璧に落とすように心がけて下さい。
