正しい歯磨きの仕方|小田急相模原の歯医者「松が枝町歯科クリニック」の医院ブログ

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正しい歯磨きの仕方

正しい歯磨きの仕方
虫歯や歯周病など、お口の中のトラブルを防ぐ基本は日常の歯磨きです。汚れを落とし、
お口の中を清潔に保つことで健康な歯を維持することを目的としています。ところであな
たは「正しい歯磨き」ができていますか?
■虫歯、歯周病・・・お口の中のトラブルはプラークが原因
歯を失う2大原因と言われている虫歯と歯周病。特に歯周病は、今では生活習慣病と位置
付けられ、30代以降では約8割の人が歯周病になっていると言われています。
虫歯と歯周病、どちらも原因はプラークです。プラークは、食べかすの中にある糖分をエ
サにして作られる白くてネバネバした物質で、主に歯と歯ぐきの境目に付着します。
プラークは細菌の塊で、1g中のプラークに1億個以上の細菌が潜んでいます。そしてこの
細菌の中に、虫歯や歯周病の原因となる細菌が潜んでいるのです。
虫歯や歯周病にならないためには、このプラークが作られない環境を整える必要がありま
す。そしてこの環境を整える基本こそ、日常の歯磨きです。
しかしいくら歯を磨いても、「磨いた」と「磨けた」では意味合いが異なります。ただ単
に磨いただけで、汚れがきちんと落とせていなければ虫歯や歯周病になる可能性は高く
、「ちゃんと磨いているのに虫歯になった」という方は、実は磨けていなかったというこ
とになるのです。
■基本的な歯磨きの仕方
プラークは歯と歯ぐきの境目に付着しやすいため、そこに付いた汚れを綺麗に落とすこと
が大切です。まず歯ブラシを使った基本的な歯磨きの仕方をおさらいしましょう。
1,歯ブラシは、鉛筆を持つように軽く持ち、歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当てる
2.歯ブラシを小刻みに動かす。ゴシゴシと大きく力強く磨いても、歯の表面ばかりが磨か
れ、肝心の境目は磨けていないことがほとんどです。また強い力で磨くことで、歯ぐきを
傷つけてしまう恐れがあるため、軽い力で歯ブラシを振動させるように細かく動かします

歯磨き剤をたくさんつけて磨くと泡立ちのためにきちんと磨けているかどうかわかり辛い
ものです。歯磨き剤はごく少量にするか、最初は何もつけずに磨くことをお勧めします。
最期に歯磨き剤をつけてさっと磨くことで、口の中がさっぱりします。
またプラークチェッカー(歯垢染め出し)を使って、磨き残しがないかどうかを確認する
こともおすすめです。磨き残しがある部分は、プラークチェッカーの色が残っているため
、磨き残したと一目でわかります。
■デンタルフロス、歯間ブラシ、ワンタフトなどを併用する
歯ブラシを使った基本的な磨き方では、実は全ての汚れを落とすことはできません。
特に歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは取り除けないため、デンタルフロスを使うよう
にしましょう。フロスを使うと、汚れが残っていたことが目に見えてわかります。
歯の隙間が広い部分は、歯間ブラシもお勧めです。
そして歯を一本一本丁寧に磨くためにお勧めなのは、ワンタフトブラシです。ワンタフト
ブラシは小さな毛の山がついた形状の歯ブラシで、歯並びが悪い人には特にお勧めです。
■汚れをきちんと落として、プラークを作らないようにしましょう
汚れが残っているとプラークが作られ、虫歯や歯周病の原因になります。正しい歯磨きを
行い、汚れをきちんと落とすことがお口の健康の第一歩です。
もし歯磨きの仕方がわかりにくい場合は、恥ずかしがらずにかかりつけの歯科医院で尋ね
てみて下さい。ブラッシング指導だけでなく、歯の状態に応じた歯ブラシ選びのアドバイ
スを受けることもできます。
お口のトラブルを防ぐためにも、正しい歯磨きを行うように心がけましょう。