チョコレートを食べると虫歯になりやすいですか?|小田急相模原の歯医者「松が枝町歯科クリニック」の医院ブログ

  • 小田急相模原駅南口徒歩3分
  • 毎日診療

医院ブログ

2回目以降の方は
お電話ください
042-746-5712

当院について閉じる

初診WEB予約

LINEでの初診予約

チョコレートを食べると虫歯になりやすいですか?

チョコレートを食べると虫歯になりやすいですか?
子どもだけでなく、大人もチョコレートが好きな方はとても多いでしょう。ちょっと一息
つきたいときや疲れたときなど、つい口にしてしまうチョコレートですが、虫歯になりや
すいって本当なのでしょうか。
■チョコレートが虫歯になりやすいと言われているのはなぜ?
「チョコレート=虫歯になる」というイメージをお持ちの方は少なくないでしょう。
チョコレートには色々な甘さがあり、とても甘いものから甘さよりも苦みが強いものまで
色々です。またチョコレート加工品も非常にたくさん販売されており、ひとことでチョコ
レートと言っても、実に様々な種類があります。
さてこのチョコレートですが、本当に虫歯になりやすいのでしょうか

虫歯の原因は砂糖であり、チョコレートの中でも砂糖がたくさん使われているものは、虫
歯リスクは高くなると言えます。
しかしブラックチョコや、カカオ含有量が高いものは砂糖の使用が少なめで、甘味よりも
苦みのほうが強く感じます。
実はチョコレートに使われるカカオには、カカオポリフェノールという成分が含まれてお
り、虫歯になりにくいと報告されているのをご存知でしょうか。
同じチョコレートでも、砂糖の使用量とカカオ含有量で虫歯リスクが違ってくると考えら
れます。そのためチョコレートを食べるなら、カカオ含有率が70%以上のものがおすすめ
です。またカカオポリフェノールはココアにも含まれています。ただし砂糖も多く含まれ
るため、摂り過ぎに注意が必要です。
なおホワイトチョコレートにはカカオは含まれていません。
■キシリトールは虫歯にならない
歯科専売品として虫歯にならない、キシリトールチョコが注目を集めています。
キシリトールといえばガムが思い浮かびますが、キシリトールガムは食後に噛んでも虫歯
になりません。というのは、甘味の元であるキシリトールは、虫歯菌を寄せ付けない種類
の糖だからです。つまりキシリトールは砂糖ではないため、虫歯菌が歯を溶かすための酸
を作ることができないのです。
キシリトールチョコは歯科医院で販売されているものもありますが、最近ではインターネ
ットでも手に入れることができます。チョコの味を楽しみながら虫歯のリスクを抑ること
ができるのは、まさに一石二鳥かもしれません。
■虫歯リスクが高い甘いものについて
チョコレートばかりが虫歯になりやすいわけではありません。虫歯は、砂糖を含んだもの
を長時間にわたって口の中に入れておくことが原因の一つになります。
砂糖の含有率が高いチョコレート以外に虫歯になりやすいものとして、飴、キャラメル、
炭酸ジュース、乳酸菌飲料などが挙げられます。
飴は口の中に入れておく時間が長く、キャラメルは歯にくっつきやすい素材のため、虫歯
になりやすい食べ物と言えるでしょう。
また炭酸ジュースは砂糖がたっぷりと含まれています。乳酸菌飲料も砂糖がたくさん使わ
れており、いずれもだらだらと飲み続けることで虫歯リスクが高まります。
このようなものを食べたり飲んだりするときは、長時間食べ続けない、個数を決める、シ
ュガーレスのものを選ぶなど、虫歯リスクを少しでも抑えるような摂り方を心がけましょ
う。
■チョコレートを食べた後はちゃんと歯を磨くこと
チョコレートは虫歯になりやすいかどうかについてお話いたしました。
虫歯は砂糖が大好物です。砂糖の摂り過ぎは虫歯の原因に直結するため、チョコレートを
選ぶときはカカオ含有量の高いものを選び、チョコレートを食べた後は、きちんと歯を磨
いて虫歯に負けない、健康な歯を維持しましょう。