歯医者さんでC1、C2、C3、C4と良くけど何のこと?|小田急相模原松ヶ枝町歯科の歯科ブログ
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C1、C2、C3、C4の違いは
虫歯は痛みを伴わないものから根っこだけになってしまったものまで進行具合は様々です。虫歯がどの程度進んでいるのかを表す記号がありますが、それぞれどのように違うのでしょうか。虫歯の進行とそれを表す記号について解説します。
■虫歯になるメカニズムについて
虫歯とは、お口の中にいる虫歯菌が出す酸によって歯が溶けていく病気で、お口の中で起こる最も多いトラブルです。
お口の中には大変多くの細菌が存在し、プラークを形成します。虫歯菌は、食べかすの中にある糖分をエサにして作られたプラークの中に棲みつき、そこから酸を放出して歯を溶かします。はじめのうちは痛みなどの自覚症状がありませんが、症状が進むにつれ痛む、滲みるなどの症状が出てきます。
■虫歯の進行について
虫歯の進行とそれに伴う症状は、次のとおりです。
- C0(シーオー)・・・歯の表面のミネラル分が溶けだして歯の一部が白っぽく濁っている状態。このまま溶け続けると虫歯になる可能性がある歯。この時点では削らずにフッ素を使って様子を見ることが多いでしょう。虫歯の中で唯一、削らない治療が可能です。
2.C1・・・虫歯がエナメル質まで進行した状態。まだ痛みなど自覚症状は感じないが、茶色くなっていたり穴が開いていたりなど、見た目でわかるようになります。虫歯部分を削り、白い歯科用プラスチックを詰めます。
3.C2・・・虫歯が象牙質まで進行した状態。甘いものや冷たいものを食べたり飲んだりしたときに痛む、しみるなどの自覚症状が出てきます。レジンでの治療か、型取りを行って詰め物を装着するかどちらかになることが多いでしょう。
4.C3・・・虫歯が歯の神経である歯髄まで到達してしまった状態。ズキズキと激しい痛みを伴い、痛みで夜も眠れないこともある。神経を取り除き、汚染された根管内をきれいにする根管治療が行われます。
5.C4・・・虫歯菌により歯がほとんど溶けてしまって根だけになった状態。激しかった痛みはピタリと治まります。しかし根管内や根の先には細菌が潜んでいるため、しっかりと虫歯治療を行わないと全身にも影響が出てしまいます。
■自覚症状を感じたら、早めに歯科医院を受診しましょう
虫歯の進行についてご説明しました。虫歯は自然治癒せず、そのままにしておくとどんどん悪化し、最後には抜歯になってしまいます。
自分では気づかずに虫歯が進行していることも多く、自覚症状が出たころには症状がかなり進んでいると言っていいでしょう。
虫歯は早期発見、早期治療が一番です。自分では気づかないことも多いため、定期検診をしっかりと受けて早期発見と予防に努めることが大切です。