フッ素を歯に塗るとどんな効果があるのか|小田急相模原の歯医者「松が枝町歯科クリニック」の医院ブログ

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フッ素を歯に塗るとどんな効果があるのか

フッ素を歯に塗るとどんな効果があるのか
フッ素と聞くと、歯に良いイメージを抱く人も多いのではないでしょうか。またフッ素入
りの歯磨き剤もたくさん販売されており、フッ素を使うことで、なんとなく歯に良さそう
、とお思いになるかもしれません。ではフッ素を使うことで、歯にどんな効果が期待でき
るのでしょうか。
■フッ素の働きとは
フッ素には次のような働きと効果があります。
・歯の脱灰を抑制し、再石灰化を促す
・虫歯菌によって作られる酸を抑制する
・酸に対して強くて丈夫な歯を作る
私たちの歯は飲食を繰り返すたびに歯の表面からカルシウムやリンなどのミネラル分が流
出します。この状態を「脱灰」と言い、そのままにしておくと虫歯菌が出す酸によって、
どんどん歯が溶けてしまって虫歯へと進行してしまいます。
ここで唾液の働きによって流出したミネラル分を補給し、元の状態へ修復することを「再
石灰化」と言い、私たちの歯は脱灰と再石灰化を繰り返しています。
フッ素には脱灰を抑制し、再石灰化を促す役割があります。脱灰と再石灰化のバランスが
崩れると虫歯になりやすいですが、フッ素を使うことで脱灰を抑制するだけでなく再石灰
化を促すことで歯の歯質が強化し、健康な歯を導くのです。
また抗菌作用を持ち合わせているため、虫歯菌の働きを抑えるだけでなく、虫歯菌が出す
酸を抑制する働きを持っています。
そして歯質を強化し、虫歯になりにくい歯を作ってくれます。
■歯科医院で使用するフッ素と市販の歯磨き剤のフッ素の違いは
歯科医院で使用するフッ素と市販の歯磨き剤に含まれるフッ素の違いは、濃度です。
医療機関で使うフッ素の濃度は9,000~123,000ppmのものであり、使用することで虫歯を
予防する、歯質を強化するそして初期の虫歯を治癒させます。
いっぽう市販品に含まれるフッ素濃度は500~1,000ppmです。医療機関で使われるものと
比較すると当然濃度は低くなります。しかし毎日使い続けることで歯を強くし、虫歯など
から歯を守って強くする効果が期待できます。
歯科医院では定期検診の際にフッ素塗布を行うことが多いため、家庭での使用と併せるこ
とで歯を強くし、虫歯に負けない健康的な歯を作り出します。
■子どもだけでなく大人もフッ素を使って歯質強化する
フッ素塗布は子供が使うものと思っていませんか?確かに子どもの歯は乳歯、生え変わっ
たばかりの永久歯ともにまだまだ歯質が弱く、すぐ虫歯になってしまいます。フッ素を使
うことで歯質を強化し、再石灰化を促して虫歯予防のために使われます。
しかしフッ素は大人が使うこともあります。加齢とともに歯ぐきが下がり、根元のあたり
が露出して虫歯リスクが高まります。フッ素を使うことで虫歯になることを防ぐことが可
能です。
■フッ素を使って虫歯に負けない健康な歯を作りましょう
フッ素塗布による歯への効果についてお話をすすめてきました。フッ素は歯質の強化、再
石灰化を促す成分がたくさん含まれており、歯の健康にとても多雪な役目を持っています

フッ素を取り入れて、虫歯に負けない健康な歯をキープしましょう。